ご挨拶
greeting
一般社団法人 宮城外洋帆走協会
理事長 赤石 隆
ご挨拶
三寒四温のこの頃、シーズンの開幕とお考えの皆様も多いのではないでしょうか。今年は協会としても、会員の皆様に充実したヨットライフを楽しんで頂くよう願って楽しい企画を折々に用意したいと思いますので奮ってご参加ください。
さてここで、楽しみ方のパターンをいくつか、私なりに挙げてみたいと思います。
ワンダーセイリングの部
基本的に、風まかせに松島湾内を周遊して、夕暮れにどこかの港に上陸して、まるで日本画のような暮れなずむ島影に舟を泊め、近くの庵で盃を傾けた後眠る、、、、。最高ですね。特に喫水の浅い舟が断然有利ですね。
または外洋へ冒険航海。石巻湾を快調に横断して網地島から花渕灯台の方に沈む夕日を眺める、、、、これも最高ですね。
何しろヨットは移動する乗り物ですから、日本をぐるっと回ってみたい。時間があれば風まかせ、無理せず、刻んで、それぞれの港港を楽しみながら、、、、良いですね。
これから少しキツくなりますが、少し時間がないときに遠くへ移動する際は、信頼できる３人で組んで、２時間ワッチ、４時間休息を繰り返しながら回航。見 張りは勿論大事ですが、夜など一人防水ラジヲから流れる深夜放送を友として好きなことを考える、、、、灯台の灯りを見ながら、、、、だんだんマニアックに なって来ましたね。
アドレナリンを上げるには何と言ってもブイまわりレースにご参加いただくのが手っ取り早いようです。特にヤマハ２３を駆ってのワンデザインレースは、条 件を揃えた腕くらべでありますので終わった後であーでもないこーでもないと楽しく操船技術を反省することができます。エンジンがありませんので帆走のみの 離岸着岸の腕もあがるかもしれませんね。
大自然を相手に究極の醍醐味は外洋レースですね。ボルボオーシャンとまでは言いませんが、風を読み、潮を読み、素晴らしい風景に圧倒され、夜 の闇に惑わされ、半日間も全く風の吹かない時には何でこんな事してんだろうと自己嫌悪に陥り、、、。ま、とにかく親潮北上レースと青函海峡レースには皆さ んをお誘いしたいですね。
という訳ですが、いずれにしても遭難、落水はいけません。安全には厳重に配慮して今年もセイリングを楽しまれるように心からお祈りしております。
一番海に落ちている理事長より