ご挨拶
greeting
2021年1月1日
一般社団法人 宮城外洋帆走協会
理事長 赤石 隆
昨年の『舵』に「日本三景を航（ゆ）く」の記事が載りました。松島湾を航海するヨット『アセーナ』の姿は絵になる風景として全国の同好の士に伝わったこ とでしょう。何しろ当協会では今の理事長がレースしか頭にない状態で、さすがにこれではいかんでしょうというわけで昨年はクルージング派のための企画を考 えていただき乾理事を中心に２回のセーリングツアーを行ったところ大盛況でありました。湾内に浮かぶ桂島に船をつなぎ、浜を散策してペンション『スター ボード』でバーベキュー。穏やかなひと時で、命の洗濯には何も遠くへ旅に出なくてもここに滞在して絵や本など書けば（描けば）充分ですね。
さて八百八島と申しますが松島湾には人の住んでいる島が桂島を含めて４つあり、江戸時代は帆掛け船が舟入り島（これは無人）を目指して入ってきて寒風沢 島の港に荷を降ろし、ここから和船に載せ替えて貞山堀へ入って阿武隈川や北上川へと交易が進んで行ったのですが、現代はと申しますとヨット『青葉』に乗せ ていただいての牡蠣クルーズ、いにしえから嵐の影響を受けない静かな寒風沢の港にてシャンパンとともに、、、、うー、政宗さん、ご一緒にいかが？
他にもS艇長が図らずも「デートコースに良い」と宣った鰐が淵水道があり、幅１５mの浅い水道で誰とどうデートするつもりなのかはわかりませんが ２１Ftのサバ（鯖ではありませんよ。フランス語です）で通り抜けたことがあります。OPに艪を積んで行けば楽しめると思います。
ともかく灯台下暗し。今更ながら我々の環境が有数のものであるということをしみじみと感じております。
そこでお正月らしい風景として会員の皆様にはオリジナルの松島の雪景色の写真をお届けします。これを撮影したあと軽く座礁しました。皆様も水深にご注意の上今年もよろしくお願いいたします。
